ホームページを作って集客する目的とは何でしょうか。

「ホームページへのアクセス数を増やすため?」
違います。

「検索で上位に表示させて会社の知名度を広めるため?」
これも違います。

 

ホームページ集客で一番重要な目的は、

「会社の事業に成果をもたらすこと」

にほかなりません。

アクセス数がどれだけあっても成果に結びつかなければ意味がありません。
検索順位がどれだけ上位に表示されても、事業の成果が上がらなければほとんど意味がありません。

そもそも会社の本来の目的は「事業の成果を上げること」です。
そして会社のホームページも、事業の成果に結びつくことで、はじめてその真価を発揮するのです。

【ECサイトの場合】

ECサイトとは、ホームページ上で、商品やサービスの販売までを行うサイトのことです。

ホームページ上での売上が、そのまま事業の成果につながるので、ホームページ集客の効果が見えやすいといえます。

ただし、ECサイト場合も、たとえアクセスがどれだけ多く、集客できたとしても、売上につながらなければ意味がありません。

集客したアクセスを、少しでも売上につなげるために、アクセス解析をとってページの改良をしたり、購入までの導線を工夫したり、様々な施策を行います。

【ECサイト以外の場合】(リードジェネレーションサイト)

ECサイトのように、ホームページだけで売上まで完結するビジネスは少数で、むしろホームページでは見込客からの問い合わせなどを経て、リアルでの商談などに持ち込み、そこから売上につなげるというビジネスの方が大半です。

この場合、以下のプロセスに注目します。

(1)ホームページへのアクセス→問い合わせ
(2)問い合わせ→リアルでの商談
(3)商談→商品・サービス受注

上記を見ても、ホームページへのアクセス数(集客数)はとても重要です。

ですが、最終の目的は「事業の成果を上げること」
つまり上記で言えば「商品・サービスの受注数を上げること」になります。

そのためには、ホームページへのアクセスを増やすだけではダメで、
上記のそれぞれのプロセスにおける割合、

(1)コンバージョン率(アクセス→問い合わせ)
(2)商談率(問い合わせ→商談)
(3)受注率(商談→受注)

を上げる施策が必要です。

ホームページでは、アクセスを増やすこと、そして(1)のコンバージョン率を上げる施策が可能です。

(2)商談率や(3)受注率は、基本的にホームページ外で行われるリアルの営業になりますが、ホームページ集客にまったく関係ないわけではありません。
ホームページでの集客から商品・サービスの受注まですべてがつながっているからです。

ですので、ホームページ集客では、(1)コンバージョン率だけでなく、(2)商談率や(3)受注率を含め、売上まで至るトータルを考慮した上で最終的な施策を決定していきます。

いずれにせよ、ホームページ集客の目的は、単にアクセスを増やすことではなく、最終的に売上(成果)につなげることです。

当たり前のようにも思えますが、集客にこだわりすぎると意外に見落としがちなポイントです。
ホームページ制作、および集客をされる場合は、本来の目的を意識して施策するようにしてください。